みんなの介護日記

体験談 | 老老介護で暮らす84歳・要支援1の父、脳梗塞による軽度の高次脳機能障害で入院7日目

こんにちは、親を見守る.com 運営事務局 の およ@介護 です。

老老で暮らしていた84歳の父(要支援1)が脳梗塞になってから17日目、入院7日目となりました。

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→手足のしびれや麻痺、運動機能がまったく損なわれない脳梗塞に見舞われた父

いわゆる「高次脳機能障害」となって軽い認知症状がでていますが、少しずつ状況が良くなってきています。

この記事は老老介護で暮らしてきた老親の片方が脳梗塞で入院した時の様子をお伝えする体験談です。

▼この記事はこんな方のお役にたてます。

  • 老老介護で暮らしている親をサポートされている方
  • 老老介護で暮らしていた親の一方が入院することになった方
  • ご家族が脳梗塞で高次脳機能障害を負った方

84歳、脳梗塞で軽度の高次脳機能障害の父 | 入院7日目で友達と電話で話す

父は趣味で油絵を描いています。

けっこう本格的で襖くらいの大きさの100号サイズも描き、毎年都内美術館で開催される公募展にも出品しています。

そんな父にとっては油絵の仲間も大事なお友達。

この日はたまたま油絵のお友達と電話で話す事ができました。

チャット画像 父 退屈だよ。

日曜日はリハビリもないので「退屈だよ」の言葉通り今日の父は新聞を読む以外はウトウト。

このお電話の方に伺ったところ「まったく普通な感じで脳梗塞を患ったとは思えませんでした」とのお言葉。

*油絵は父の大事な趣味なので、軽度の高次脳機能障害を負っても続けさせてあげたい、というのが家族の願いです。

なので、信頼できる油絵のお友達やサークルの主催者の方には父の状況をお話してあり、今後も続けられるようにしています。

幸いお仲間の方からは「こういう状況になったからといって仲間外れにするような事はないから安心して下さい」と有難い言葉をいただいています。

油絵を描くことは脳梗塞を発症してからもしており、むしろ上手になっているくらいなので(!魂の作品になってきた?!)、そこは問題ありません。

交通機関を乗り継いで行くのが難しそうですが、家族や代わりの人にお願いして付き添うことで何とかやっていきたいと思っています。

84歳・要支援1の父、脳梗塞で軽度の高次脳機能障害 | 入院7日目の様子

  • 新聞を読む以外はウトウト。
  • 趣味の油絵のお友達と電話で話せた。
  • お友達からすると脳梗塞とは感じないらしい。

ちょっとずつ少しずつ人に話を聴いてもらうことの大切さ

この日は79歳・要支援1の母だけが面会に行き、遠距離介護娘は地元でとあるイベントに行ってきました。

趣味のイベントなのですが、母と共通の趣味で、母の代理も兼ねています(元々は母と娘で行くはずだった)。

急遽ご一緒することになった方はたまたま介護のプロ。

「お父様のご様子いかがですか?」

とさりげなく聞いて下さい升。

そういえば、父が脳梗塞と分かってから、ケアマネさんや主治医さん、近所の人や趣味の友達、タクシーの運転手さんに至るまで、いろんな方が少しずつ話を聴いてくれているような気がします。

それが緊張や気負いや不安といった入院・介護のガス抜きをしてくれているような気がします。

感謝しかありません。

親の見守りまとめ
  • 高齢の親が入院したら様子を見て友達とお話させてあげるのも手。本人の優先順位に友達が上に来ている場合良い刺激になる。
  • 高齢の親が軽度の高次脳機能障害を負っても趣味を続けさせてあげたい場合には、お仲間の負担にならない程度にサポートをお願いしてみましょう。
  • 老老介護の緊張や気負い、不安は少しずついろんな方に話を聴いていただくことで楽になります。