こんにちは、親を見守る.com 運営事務局 の およ@介護 です。
老老で暮らしていた84歳の父(要支援1)が脳梗塞になってから16日目、入院6日目となりました。
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→手足のしびれや麻痺、運動機能がまったく損なわれない脳梗塞に見舞われた父
いわゆる「高次脳機能障害」となって軽い認知症状がでていますが、基本的には運動機能に問題なし。
しかし慣れない入院生活では本人も家族もびっくりするような事も起こります。
この記事は老老介護で暮らしてきた老親の片方が脳梗塞で入院した時の様子をお伝えする体験談です。
▼この記事はこんな方のお役にたてます。
- 老老介護で暮らしている親をサポートされている方
- 老老介護で暮らしていた親の一方が入院することになった方
- ご家族が脳梗塞で高次脳機能障害を負った方
84歳脳梗塞で軽度の高次脳機能障害 | 入院6日目に起こった本人にも家族にも衝撃な事件
この日病院に行くと、病室内の匂いがちょっと・・・?
看護師さんに聞けば父の隣のベットでは大きい方を、向かいのベッドでは小さい方を、トイレに間に合わなかった患者さんがいて、現在清掃中とのこと。
(実際ものすごい勢いで清掃していました)
しかし、清掃が終わっても・・・?・・・な匂いは取れず。
しかも、何だか父のベッドのカーテン内が臭う気がする。
まさか・・・
と思って父がトイレに行った時にベッドを確認するも特に汚れなどはなし。
仕方がないので父のベッドのそばの窓を開けたりして換気。
でも匂いは消えない。
その間、父は私と目も合わせず新聞とずっと睨めっこ。
チャット画像 およ@介護 そう言えば今日はお父さん、私と目を合わせてくれないな〜。なんでかな。
でもようやく気づきました。
ふとゴミ箱を見ると・・・
なんか大きなゴミが入っている。
持ち上げて見るとプ〜んと臭う。
これだ!
思わず看護師さんに「これでした」と報告。
看護師さん 気づかなくてごめんなさい。
チャット画像 今日ずっと私と目を合わせなかったのは、やはり恥ずかしかったからなのかな・・・。
・・・看護師さんも私も無言・・・
そのタイミングで母がやって来るとものすごくホッとした表情。
すぐに母にも報告すると
チャット画像 便秘で苦しかったんだね。
チャット画像 うん。
それだけで通じる二人。
娘の私には言えないことでも母には言える。
人間の大事な恥じらい部分の問題。
経験のないアラ40の娘にはとても衝撃でした。
けれど看護師さんにも言わず、娘ともけっして目を合わせなかった父にとってはもっと衝撃だったのではと思います。
でも
およ@介護より一回り上の姉(50代)によれば、
チャット画像 そんなん、よくある。入院して手術すればコントロールできなかったり間に合わなかったりする事はあるよ。お父さんが恥ずかしいと思っている事が大事。
ショックだったけど、この恥ずかしいという感覚、これを持ち続ける事も今後の父の人生ではすごく大事。
脳梗塞を発症しても入院までは自力でトイレに行っていたし、汚す事もなく1人で用を足していたので、
父が恥じらいの気持ちを持っている事も分かったことで、いっそう
入院中にオムツに慣れてなるものかの強い意思で取り組みたいと思います。
【84歳・要支援1の父、脳梗塞で軽度の高次脳機能障害 | 入院6日目の様子】
- 便秘で苦しくてお昼を食べなかった。
- 下剤を飲んだらトイレに間に合わず紙オムツにしてしまった。
- それがとても恥ずかしかったらしく看護師さんにも娘にも知らせずにゴミ箱にそっと入れておいた。
- 当然匂いでバレるのだが新聞をひたすら読む振りでポーカーフェイス。
84歳脳梗塞で軽度の高次脳機能障害 | 入院6日目でそろそろ退院に向けた準備
アクシデントもあるけれど、リハビリで順調に回復している父。
看護師さんからそろそろ退院後の家での生活を考えないといけない、というお話もでました。
ケアマネさんと連絡を取って退院後の父の生活や老老介護がスムーズにいくように、サポート作りに向けて動き始めます。
- 高齢の親「恥ずかしい」という感覚を持っている事はとても大事。その気持ちを大切にしてあげよう。
- 入院中は本人にとっても家族にとってもショックなアクシデントはある。あまり深刻に受け止め過ぎないように。
- 高齢で脳梗塞による軽度の高次脳機能障害の場合退院後の生活サポート体制が大事。早めに動きましょう。
ついつい下を見がちな入院生活も上を見上げれば早咲きの梅が満開。