こんにちは、親を見守る.com 運営事務局 の およ@介護 です。
老老で暮らしていた84歳の父(要支援1)が脳梗塞になってから15日目、入院5日目となりました。
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→手足のしびれや麻痺、運動機能がまったく損なわれない脳梗塞に見舞われた父
いわゆる「高次脳機能障害」となって軽い認知症状がでていますが、入院中のリハビリが確実に脳に刺激を与えてしっかりしてきています。
この記事は老老介護で暮らしてきた老親の片方が脳梗塞で入院した時の様子をお伝えする体験談です。
▼この記事はこんな方のお役にたてます。
- 老老介護で暮らしている親をサポートされている方
- 老老介護で暮らしていた親の一方が入院することになった方
- ご家族が脳梗塞で高次脳機能障害を負った方
知りたい情報にひとっ飛び!⇒目次
84歳脳梗塞で軽度の高次脳機能障害 | 入院5日目で人についての認識が増えた。
今日の父は自分からよく話します。
昨日までは「自分の周囲の人間の生活のこと、どれだけ理解しているかな?」という感じでした。
目の前にいる人、例えば娘である私や母のこと、はもちろん理解できるのですが、
娘が遠距離に住んでいて、夫がいて、仕事が会って・・・
といった目の前にいる人の背景的な事はすっかり記憶から落ちているのではないかという気がしていました。
ところが!
今日は父の方から
チャット画像 父
毎日〇〇(娘の居住地)から大変だねぇ。
〇〇くん(娘の夫)は寂しがっていないか?
〇〇駅(病院の最寄駅)からは歩いてくるんだろう?
などなど
話してくれました。
娘
と喜んでいるところへ
夫から「お見舞いに行こうか?」のメッセージ。
チャット画像 娘
ぜひ!ぜひぃ〜!
仕事を終えて面会終了時間ギリギリ5分前に病室に到着した夫に父も嬉しそう。
今日は金曜日という事も把握して、「〇〇(実家)に泊まって行けばいいじゃないか」と気遣いも見せてくれます。
春が見えてきたような楽しいひと時でした。
【84歳・要支援1の父、脳梗塞で軽度の高次脳機能障害 | 入院5日目の様子】
- だいぶ良く話すようになった。
- 娘の生活状況を理解している(遠距離の場所に住んでいるなど)。
- そこにいない娘の夫を気にかける。妻と2人の娘の他に認識対象が広がってきた感じ。
- 娘の夫に実際に会って「忙しいかい」「(実家)に泊まっていけば?」などと声をかける。
老老介護の片方が脳梗塞で入院 | こういう時こそ家族の中に1人でもいつも通りの生活を送る人がいることが大事。
夫に対して「金曜日だし、〇〇(実家)に泊まって行けばいいじゃないか」と声をかけてくれた父ですが、
夫は私と夕食を一緒に食べた後、夫婦の拠点・遠距離地に戻っていきました。
老老介護の片方が入院すると、遠距離の娘の生活は一変します。
父が入院してから5日目。すでに遠距離娘は実家に1回泊まっており今夜も泊まります。
老老の元気な方=母の様子も心配だからです。
病院から実家までは車で10分ほど。
だったら旦那さんも泊まればいいじゃない?
となりますが、
こういう時こそいつも通りの生活を送っている人が一家に1人はいる事が大事です。
〜いつも通りの生活をしている人がいないといけない理由〜
- 非常時の時こそ平常時の感覚をもっている人が必要。客観的で冷静な意見を言える。
- 一家の大黒柱にあたる人(およ@介護世帯では夫がそう)はなるべくいつも通りの生活を送って、介護によって経済の基盤が崩れないように。
*親世帯子世帯はそれぞれ独立して生計を立てています) - 但し情報のシェアは大事。
それに元気な方の老親も娘婿が来てくれて嬉しい反面、気疲れもしてしまいます。
大変だからと駆けつけたくなる気持ちも分かりますが、なるべく大騒ぎせずいつも通りの生活を送っていざという時にはサポートできるエネルギーを蓄えておく事も大事です。
老老介護の両親を支える遠距離娘にとって大事なパートナーとの時間
老老介護の両親が元気に暮らしている時には、遠距離の拠点地で毎日パートナーとご飯を食べる事ができていました。
ところが老親の片方が入院したとたんに顔を見る事ができない日も出てきました。
そんな時こそパートナーと密に連絡をとり、信頼関係を高めておくことが大事です。
長い〜老老介護を支える生活。
いつまた何かあるか分かりませんから。
今日はそれぞれ別の地に帰ることになりましたが(娘→実家、夫→遠距離地の自宅)、一緒に夕飯を食べる事ができて良かったです。
チャット画像娘
やはりご飯を共にするって大事!
- 入院した老親の回復をしみじみ喜ぼう。それは遠距離介護のエネルギーになる。
- 老老介護の非常時こそ一家に一人普段通りの生活をしている人が必要。余裕のある心で客観的に冷静な意見が言える。
- 老老介護を支える子どもは非常時こそパートナーとの信頼関係を築いておく事が大事!