こんにちは、親を見守る.com 運営事務局 の およ@介護 です。
老老で暮らしていた84歳の父(要支援1)が脳梗塞になってから41日目、入院31日目となりました。
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→手足のしびれや麻痺、運動機能がまったく損なわれない脳梗塞に見舞われた父
いわゆる「高次脳機能障害」となった直後は感情の起伏があまり見られなくなり、すっかり「穏やかなおじいちゃん」となっていた父。
入院中のリハビリでしっかりしてくると同時に感情の起伏も出てくるようになりました。
この記事は老老介護で暮らしてきた老親の片方が脳梗塞で入院した時の様子をお伝えする体験談です。
▼この記事はこんな方のお役にたてます。
- 老老介護で暮らしている親をサポートされている方
- 老老介護で暮らしていた親の一方が入院することになった方
- ご家族が脳梗塞で高次脳機能障害を負った方
脳梗塞の高次脳機能障害で入院32日目。リハビリでしっかりとしてくると同時に怒りの感情も。
この日は母のみが病院へ。
母はもともと父が入院している病院の外来にかかっているので、その点では楽です。
しかし・・・
この日は母の外来診療の待ち時間が思いのほか長くなり・・・
と言って病室を去った母。
3時間後に戻ってみると・・・
と父はカンカン!
あの穏やかさはどこへ行ったのか・・・
今の父は母のことを100%妻だと認識しているのですが、精神面ではまるで母親のように思っているように見受けられます。
イメージとしては
お母さんどこ行ってたの、僕待ってたよ!
という感じでしょうか。
今後の対策としては、
- テキトーな事を本人に言わない(「すぐ戻ってくるね」×→「何時になるか分からないけど必ず戻ってくるよ」)
- どこに行っているか紙に書いて、必ず戻る旨も書いておく。
が考えられます。
本人が穏やかでいることが1番です。
家族も工夫していきたいと思います。
【84歳・要支援1の父、脳梗塞で軽度の高次脳機能障害 | 入院31日目の様子】
- 感情の起伏、怒りの感情も出てくるようになった。
- 時間には正確。
- 妻のことを精神的には母親のように頼っている。
緊急時の親の財産管理について準備を少しずつ進めています
今回の父の脳梗塞発症を機に親の財産の管理について話し合いを始めています。
今まで実家のお金の管理は母がしていました。
なので今回父が脳梗塞を発症しても、入院費用やタクシー代など必要な費用は母が手配しています。
しかし父は家で脳梗塞になりました。
ということは母だっていつどうなるか分かりません。
母も倒れてしまった、お金のありかが分からない、となると家族は本当に困ってしまいます。
今までは遠い他人事のようだった「なんかあった時のお金の管理、どうする?!」は家族にとって緊急課題になりました。
その流れで今日はおよ@介護が証券会社の人と連絡。
証券会社では、口座名義人が証券(株など)の売買を発注できなくなった場合に備えて、口座管理人を定めておくサービスを用意しているところがあります。
このサービスを利用すると、口座名義人が売買の意思表示をできなくなった場合でも、事前に定めておいた口座管理人が代わりに売買の発注などを依頼できるようになります。
80代以上の親だと、まとまったお金を株式などの証券でもっていることが多いのではないでしょうか。
そのお金は高額の医療費や、施設に入る時の入居金など、介護費用の大切な原資となります。
親に穏やかに過ごしてもらうためのお金の話、早め早めにしておきましょう。
- 高次脳機能障害になった老齢の親を安心させるために。離れる時には「どこへ」「いつ戻るか」紙に書いて安心させよう。
- 「親の介護は親のお金で」が基本。その準備は早めにしておこう。
- 親が入院した!その時こそチャンス。「緊急時の親の財産の管理」について家族で一気に話し合いを進めよう。