こんにちは、親を見守る.com 運営事務局 の およ@介護 です。
老老で暮らしていた84歳の父(要支援1)が脳梗塞になってから21日目、入院11日目となりました。
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→手足のしびれや麻痺、運動機能がまったく損なわれない脳梗塞に見舞われた父
いわゆる「高次脳機能障害」となって軽い認知症状がでていますが、入院中のリハビリが確実に脳に刺激を与えてしっかりしてきています。
この記事は老老介護で暮らしてきた老親の片方が脳梗塞で入院した時の様子をお伝えする体験談です。
▼この記事はこんな方のお役にたてます。
- 老老介護で暮らしている親をサポートされている方
- 老老介護で暮らしていた親の一方が入院することになった方
- ご家族が脳梗塞で高次脳機能障害を負った方
知りたい情報にひとっ飛び!⇒目次
79歳・要支援1の母が見舞う日
今日は遠距離の娘に趣味に関連した予定がある日。
この予定は父が脳梗塞を発症する前からのもので、気心知れた仲間とのもの。
一応仲間には「何が起こるか分からないので急に欠席ということもあります」とは伝えておいたものの、
続く入院生活に長〜い介護。
すべての予定をキャンセルしていては大変ですし、気分転換も必要です。
無心に趣味のことに没頭する時間は本当にリフレッシュになりました。
そんな日は母のみが父を見舞ってくれています。
一緒に見舞って家族で過ごす時間も大切ですし、見舞うことをお休みしてもらって母に休息を取ってもらう事も大事ですが、
長年連れ添った夫婦。
2人だけであれこれ話す時間もとても大切なようです。
父の様子は母が電話で報告してくれました。
【84歳・要支援1の父、脳梗塞で軽度の高次脳機能障害 | 入院11日目の様子】
- 食事にあれこれという事なく丁寧に食べる。
- 食の好みが変化した?
- 新聞は読むが大好きだったテレビは見ない。
脳梗塞で軽度の高次脳機能障害の84歳父。入院11日目に医師から退院予定日が言い渡される。
この日は医師から母に退院予定日が言い渡されました。
だいたい入院から20日目〜30日目
になるとのこと。
ずいぶん間がありますが、それくらい様子をよく見てという事なのでしょう。
退院予定日が分かってくるといよいよ退院に向けて家族の頭が動き始めます。
家に帰りたい父のことを考えて嬉しい反面、遠距離の娘も同居する母も、今後始まる新たな老老介護に向けて気持ちが引き締まります。
海外に暮らす姉の視点。福祉大国イギリスでは寝たきりは少ない!
父が脳梗塞を発症して様子がおかしくなってから、海外で暮らす姉とはLINEで頻繁に話をしています。
この日も電話で30分ほど話しました。
この会話が私にはとても良い気づきになります。
海外に暮らしていてなかなか老老の両親に会えない姉ですが、介護に関しては彼女なりの強みがあります。
それは
- 旦那さんの両親を看取ってきた経験。
- 福祉大国イギリスに暮らしていること。
- およ@介護より一回り年齢が上(現在50代)なので人生経験がその分豊富。
遠くにいても一緒に心配してくれる姉妹がいるのはやはり有難いこと。いろんなことを話します。
そんな姉が現在の父に関して気になること、チェックすべきポイントとして挙げたのは以下のことです。
〜福祉大国イギリスに暮らして25年!姉から見る介護の視点〜
- 認知症になっても寝たきりになる人は少ないイギリス。秘密はよく歩く事とトイレにあり→食べたら歩くをうながす。入院してからのオムツ生活はやめて以前の普通のパンツに戻すべし。
- 入歯のつけ方を忘れても大丈夫。食事の時にきちんと噛んでいるかチェックすべし。
- 誘導せずに本人の行動をまず観察。その行為自体を忘れてしまったのか、たまたま忘れただけなのかチェック。
明日以降、これらの事をチェックしていこうと思います。
介護において情報は武器です。
書籍を読むことや経験者の話を聞くことも大事ですが、海外の介護事情を聞くことも新たな視点となり役に立つ事を実感しました。
- 老老介護の親を支えるために、遠距離の自分の趣味の時間もあえて大切にしよう。
- 介護において情報は武器。書籍・経験者の話・海外の介護事情、積極的に取り入れていこう
- 「最後まで自分でトイレに」はとても大事。オムツに慣れさせないようにしよう。